生きてくためのお金の話し

サラリーマンが今の生活を守りながら資産を増やす方法を情報発信していきます。私自身も、妻子持ち、家持ちでリスクを取れない30代サラリーマンです。

【我慢しない節約】自動的にお金が増える仕組み作り①(家計管理編)

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こんにちは!ゆでダコガエルです!

 

「旅行に行く」「美味しいご飯を食べる」「欲しい物を買う」等、多くの楽しみにはお金がかかります。そして、楽しむためのお金を捻出する一番簡単な方法は節約です。普段無意識に使っているお金を節約して、自分にとってより価値のあることにお金を使いたいですね。

 

この記事では「自動的にお金が増える仕組み作り」における家計管理方法を紹介します。

※後日、続編「節約編」「金融機関見直し編」「家計自動管理編」を作成予定です。

 

  

1.家計ノートを作る

家計ノートと聞くと「大変そう」と思う方がいるかもしれませんが、この記事で紹介する方法は簡単なので安心してください。

家計ノートを作る目的は以下三点です。

①家計の見える化

②家計の記録

③家計の共有

 

①家計の見える化

家計管理の第一歩は、現状把握です。現状把握するために、お金の流れを家計ノートに書きだして「家計の見える化」をします。

 

②家計の記録

家計は定期的に見直す必要があります。家計ノートに家計を記録し、定期的に見直せるようにします。(人間、過去の家計なんて覚えられないので記録しておくことが大切です)

 

③家計の共有

節約のためには、家族全員が同じ方向を向く必要があります。(奥さんが節約しても、旦那さんが浪費してたら意味ありません。)

見える化した家計」を「家族全員が把握する」することが大切です。

家族全員で家計ノートの内容を共有しましょう。

 

使いかけのノートでも何でも良いので、大学ノートを一冊用意して家計ノートを作ってください。 

 

2.お金の流れを把握する

家計管理は「総収入がいくらで」「何処からいくら支出してるか」というお金の流れを把握することから始めます。この記事では、以下のような「お金の流れ図」を書いていきます。

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①銀行口座、財布を把握する

まずは、家族が保有する銀行口座、財布を書き出しましょう。

書き出した結果はこんな感じです。

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②収入源を把握する

次に、収入源を把握しましょう。夫婦それぞれの給料、子供が居れば児童手当等が収入源です。また、各収入源がどの銀行口座にいくら入金されるかも書き出しましょう。(銀行口座間の定期振替があれば、それらも書き出しましょう。)

書き出した結果はこんな感じです。

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③支払手段(現金、クレジットカード等)を把握する

現金、クレジットカード、デビットカード等の支払手段を把握しましょう。

書き出した結果はこんな感じです。

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④前月の支出を把握する

各銀行口座の通帳を確認し、前月の引き落とし総額を把握します。

このとき、各支払手段の引き落とし額は個別に書き出します。

書き出した結果はこんな感じです。

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⑤合計収入と合計支出の差額を把握する

全収入源の合計収入、全支払手段の合計支出を計算しましょう。

書き出した結果はこんな感じです。 

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合計収入ー合計支出は黒字になりましたか?

  

3.固定費と自由に使えるお金を把握する

支出は固定費と変動費に分類します。この記事では、それぞれ以下の通り定義します。

 

【固定費】

定期的(毎月、毎年等)に自動的に支払われるお金(家賃、住宅ローン、携帯料金等)

 

変動費

自分(又は家族)が自ら支払っているお金(コンビニでの買い物等)

 

①固定費を把握する

固定費の確認方法は「銀行口座の通帳、クレジットカードの明細等を1件1件確認し、自動的に支払いされている項目を洗い出す」です。

洗い出した項目は以下のカテゴリに分類分けして書き出してください。この時、支出元(銀行口座、クレジットカード等)と支払間隔(何カ月に1回支払うのか)も併せて書き出してください。

 

【固定費のカテゴリ】 

・住宅費(家賃、管理費、住宅ローン等)

・光熱費(電気、ガス、水道等)

・放送・通信費(テレビ受信料、携帯電話代、インターネット通信費等)

・教育費(学費、塾、通信教育等)

・自動車関連(自動車ローン、自動車保険、駐車場代等)

・保険(生命保険、医療保険等)

・その他(新聞、ジム、ネットサービス等)

※カテゴリは一例ですので、使いやすいようにアレンジしてください。

 

書き出した結果はこんな感じです。

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②合計収入と固定費の差額を把握する

 合計収入と 固定費の差額を計算してください。その差額が貯金、投資、生活費等に「自由に使えるお金」となります。

 

合計収入-固定費=自由に使えるお金

 

※ 合計収入は「2.お金の流れを把握する」の「⑤合計収入と合計支出の差額を把握する」で書き出した合計収入です。 固定費は「3.固定費と自由に使えるお金を把握する」の「①固定費を把握する」で書き出した固定費です。

 

4.貯蓄額、投資額、変動費を決める

 自由に使えるお金が分かったら、毎月の貯蓄額、投資額、変動費を決めます。

貯蓄額、投資額、変動費は、あなたの家計の目標に合わせて自由に調整してください。

家計の目標の例は以下の通りです。

 

【家計の目標の例】

・適度にお金を使いながらも老後資金を貯めたい。

・極力投資に回し、一年でも早くアーリーリタイアしたい。

 

最低限の老後資金は貯まるように貯蓄、投資をされることをお勧めします。

(アーリーリタイアを目標とされている方は、極力投資に回しましょう。)

 

①毎月の貯金、投資額を把握する。

貯金、投資に回すべき金額は、その目的(家の購入資金、車の購入資金、子供の教育費等)によって異なりますが、ここでは老後資金を貯めることを目的とします。

金融庁の以下の資料によると、老後資金は1300万円~2000万円程度必要になるそうです。

 

【「高齢社会における資産形成・管理」報告書】

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190522/01.pdf

 

あなたが30歳の場合、60歳までに2000万円を蓄えるために毎月貯金するべき金額は以下の通りです。

 

【毎月貯金するべき金額】

2000万円÷30年間÷12ヶ月=5.5万円/月

 

毎月5.5万円も貯金できないという方は、投資も検討されることをお勧めします。年利7%で資産運用できれば、毎月1万6400円の積立投資で60歳までに2000万円を備えられる可能性があります。詳しくは以下の記事を読んでください。 

ikitekuokane.hateblo.jp

 

あなたの目的に応じた貯金、投資額を考えてみてください。

 

変動費は予算化する

「自由に使えるお金」と「毎月の貯金、投資額」が分かったら変動費に充てられる金額は以下の通りとなります。

 

変動費に充てられる金額】

自由に使えるお金ー毎月の貯金、投資額=変動費に充てられる金額

 

日常の生活費は「変動費に充てられる金額」に納まるようしましょう。

なお、よっぽどマメな人でないと変動費の細かい管理は続かないので、変動費の管理は「マネーフォワード」といった家計管理アプリで実現します。

詳細は後日作成予定の続編「家計自動管理編」で紹介しようと思います。

 

さいごに

本記事で紹介した家計管理方法を実施頂ければ、家計の全体像を把握できるはずです。

家計管理の第一歩は現状を把握することなので、多少手間でもまずは全体像の把握をしてください。

また、家計の全体像は年1回程度は見直すことをお勧めします。

 

今後は具体的な節約方法等に踏み込んだ続編を書いていく予定ですので、是非お読み頂ければと思います。 

  

では!

 

本ブログを初めて訪問された方は、是非以下の記事を読んでください。

ikitekuokane.hateblo.jp

 

真剣に家計の見直しをしたい方は、以下の本を読むことをお勧めします。正しく家計の見直しをすれば、書籍代以上に節約できると思います。

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