【保険の基本は入らない】必要な保険と不要な保険
ゆでダコガエルです!
【この記事の概要】
・「トラブル発生時に貯金で対処できないリスク」のみ「シンプルな保険」で備えるべき。
・保険は特定のリスクにしか対処できない。貯金であればあらゆるリスクに対処できる。
【この記事を読んで欲しい人】
・不要な保険を解約して保険料を節約したい。
・必要な保険、不要な保険の判断基準を知りたい。
・保険の見直しをしたい。
保険の基本は入らない
日本人は「なんとなく不安だから」「みんな加入してるから」といった理由で保険に加入しがちですが、そういった理由で保険に加入するのは間違ってます。「保険の基本は入らない」です。
本当に必要な保険だけ加入すべき
保険は一切不要かというと、加入すべき保険もあります。
加入すべき保険は「トラブル発生時に貯金で対処できないリスク」に備える保険です。
例えば「自動車運転中に人を轢いてしまい、賠償金1000万円の支払い義務が発生した」といったトラブルは、多くの人は貯金で対処できないでしょう。こういったトラブルには、保険で備える必要があります。
「必要な保険」「不要な保険」の見極め方
本当に必要な保険だけに加入するためには「必要な保険」「不要な保険」を見極める必要があります。しかし、保険はよく聞く保険だけでも以下のような保険があり、必要な保険を見極めることは大変です。
【よく聞く保険】
・生命保険
・医療保険
・がん保険
・火災保険
・個人賠償責任保険
・就業不能保険
では、「必要な保険」「不要な保険」はどのように見極めたら良いでしょうか。
どの保険でも基本的な考え方は同じです。
(公的保険)+(貯金)ー(トラブル発生時に必要な金額)
上記が「プラスなら不要」「マイナスなら必要」です。
例えば、生命保険であれば「(遺族の生涯収入)ー(遺族の生涯支出)」が「トラブル発生時に必要な金額」です。「トラブル発生時に必要な金額」を「(公的保険)+(貯金)」で対処できるなら生命保険は不要です。
医療保険であれば「医療費」が「トラブル発生時に必要な金額」です。「トラブル発生時に必要な金額」を「(公的保険)+(貯金)」で対処できるなら医療保険は不要です。
(日本の公的医療保険の保障は手厚いので、貯金が30万円程度あれば医療保険は不要と言えるでしょう。)
「トラブル発生時に必要な金額」は、家庭環境によって変わるので各家庭で見積もる必要があります。見積には、以下の本がおすすめです。
書けばわかる!わが家にピッタリな保険の選び方 [ 末永 健 ] 価格:1,598円 |
参考にゆでダコガエル家の「必要な保険」「不要な保険」を紹介します。
まず、ゆでダコガエル家の家庭環境は以下の通りです。
【ゆでダコガエル家の家庭環境】
・夫婦(30代前半)+幼児の家庭
・夫婦共働き
・ 持家有(住宅ローン残有)
・自家用車有
そんなゆでダコガエル家の「必要な保険」「不要な保険」は以下の通りです。
【必要な保険】
・火災保険
・個人賠償責任保険
・就業不能保険
【不要な保険】
・生命保険
・がん保険
・医療保険
シンプルな保険を選ぶべき
「必要な保険」が明確になったら、いよいよ保険商品選びです。しかし、保険商品の種類は非常に多いので、まずは候補とする保険を絞る必要があります。
ゆでダコガエルは、候補とする保険を「シンプルな保険機能だけを持つ掛け捨ての保険」のみに絞ることを推奨します。
なぜなら、保険に入る目的は「トラブル発生時に貯金で対処できないリスクに備えること」だからです。貯蓄したり、お金を増やすことを目的に保険に入るわけではありません。お金を増やしたいなら、自分で資産運用した方が良いと考えます。
保険の最大のデメリットは「特定のトラブルにしか対処できない」
保険の最大のデメリットは「特定のトラブルにしか対処できない」です。
死亡保険を手厚くしても、生前のトラブルには対処できません。
ガン保険を手厚くしても、ガン以外の病気には対処できません。
医療保険を手厚くしても、「自転車で他人を轢いて損害賠償の支払義務が発生した」といったトラブルには対処できません。
最強の保険は貯金
あらゆるリスクに保険で備えようとして色々な保険に加入すると、毎月の保険料がかさみます。しかも、加入していた保険で対処できないトラブルが発生した場合は、それまでに払ってきた保険料はなんの役にも立ちません。
だからこそ貯金をするべきです。貯金であれば、あらゆるリスクに対処可能です。しかも、使わなかったら老後資金になります。
あれこれ保険に加入するよりも「本当に必要な保険だけに加入し、しっかり貯金をする」ことが賢明だと考えます。
以上
※本記事の内容は、あくまでゆでダコガエルの意見です。
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